妊娠 妊娠・出産・産後

【妊娠中コレがつらかった!!】妊娠中に食べてはいけない物編

こんにちは、岬です。

前回はつわり・体の変化・体調の変化について書かせていただきました。

【妊娠中コレがつらかった!!】つわり・体の変化・体調の変化編

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今回は、妊娠中に注意すべき食べ物について書かせていただきます!

妊娠中は免疫力が低下しているので、寄生虫や菌に感染してしまうリスクが高くなってしまいます。

妊娠中に食べないほうがよいもの、たくさん食べないほうがよいもの、ありますよ!

子どもを妊娠する前は「妊娠中はアルコールはダメ」くらいしか知りませんでした。

でも雑誌や母子手帳などで妊娠中に食べてはいけない物があると知りました。

知らないとうっかり食べてしまう、身の回りにあるものです・・・。

なぜ食べないほうがいい?食べる量を制限したほうがいいの?


感染するとおなかの赤ちゃんに影響のある寄生虫や菌が付着していたり、赤ちゃんに影響を与えるメチル水銀や多量のビタミンAが含まれていたりする可能性があるからです。

それでは、それらの種類についてみていきましょう。

トキソプラズマ

トキソプラズマは寄生虫で、猫、豚、ヤギ、鶏など、ほとんどの哺乳類、鳥類が感染しうる寄生虫です。

感染した動物を加熱不十分なまま食べてしまうと、トキソプラズマを体内に取り込んでしまうことになります。

このトキソプラズマという寄生虫に、妊娠中に初感染した場合、ママから赤ちゃんに移行してしまう場合があります。

赤ちゃんが感染してしまうと、流産してしまったり、後遺症(目や脳など)が残ってしまったりする可能性があります。

十分に加熱することで死滅します。

リステリア菌

食中毒を起こします。

妊娠中は、妊娠していない人と比べると、約17~20倍感染しやすいと言われています。

さらに、妊娠中に感染すると重症化しやすく、胎児や新生児に影響を及ぼす(流産や死産、新生児の髄膜炎や敗血症など)可能性があります。

冷蔵庫の中でも増殖しますが、十分に加熱することにより死滅します。

メチル水銀

ママが生活していく中で体に取り込んだメチル水銀は、徐々に体外に排出されますが、ママから取り込んだメチル水銀を、赤ちゃんは排出できません。

そのため、ママがメチル水銀を多く取り込んでしまうと、有害なメチル水銀が赤ちゃんの体内にとどまってしまい、発育に影響を与える可能性があると言われています。

私たちが摂取するメチル水銀のほとんどは魚介類からですが、メチル水銀はどんな調理方法でも除去したり少なくしたりすることができません。

ですから、摂取する量に注意することが必要になってきます。

ビタミンA(レチノール)

妊娠中も必要な栄養素ですが、妊娠初期に摂りすぎると、赤ちゃんに奇形を引き起こす可能性があると言われています。

ビタミンAといっても、動物性のビタミンA(レチノール)を過剰に摂取することがリスクになるため、植物性のビタミンA(βカロテン)は問題ありません。

1人目の時、知らずにブルーベリーをたくさん食べてしまって心配してたけど、植物性なので、問題なしだったわけね!

食べないほうがよい、避けるべき物

生肉


肉の刺身、ユッケ、生ハム、ローストビーフ、牛たたき、レアステーキ、など

生ものは加熱していないため、もともとトキソプラズマやリステリア菌に感染している動物からつくられていれば、そのまま寄生虫や菌を体内にとりこんでしまうことになります。

スモークサーモン

 
スモークサーモンは低温で燻製されているだけなので、寄生虫や菌は死滅しておらず、そのまま食べれば体内にとりこんでしまうことになります。

ナチュラルチーズ

プロセスチーズは製造過程で加熱されていますが、ナチュラルチーズは加熱されていませんので、寄生虫や菌は死滅しておらず、そのまま食べれば体内にとりこんでしまうことになります。

 

みさきち
国内で製造されるナチュラルチーズは、加熱殺菌が義務付けられています。
どうしても食べたい時や心配な時は、製造者に確認するといいでしょう。
こみさき
とにかく、生ものはしっかり加熱することが大事ですね!
安心安全だと、おいしく食べられるね!!

食べる量に気を付ける、たくさん食べないほうがよい物

マグロ、カジキ、キンメダイ、キダイなど


主に、大型の回遊魚は食物連鎖によってメチル水銀が高濃度になって体内に残っているため、これらの魚はたくさん食べないほうがよいとされています。

魚の種類によっても基準が異なりますが、だいたい目安としては1週間に1人前(80g、刺身約5切れ)程度です。

なじみはないですが、バンドウイルカとコビレゴンドウに関しては、水銀量が多いため、食べないほうがよいです。
スーパーなどで売っている地域もありますので、ご注意ください。

厚生労働省によると、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、サケ、カツオ、アジ、サバ、サンマ、ブリ、イワシ、ツナ缶などは、特に注意が必要ではないとのこと。

参考サイト:厚生労働省「これからママになるあなたへ」「お魚について知っておいてほしいこと」

こみさき
ツナ缶は神経質にならなくてもいいんだね。
水銀量だけではなく、アニサキスなどの寄生虫や食中毒も怖かったので、魚介類には気を付けていました。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期、3ヶ月ころまで)

うなぎ、レバーなど

体によさそうなイメージがありますが、妊娠初期は食べる量には要注意です。

他にも注意すべきこと

トキソプラズマは哺乳類や鳥類に感染する寄生虫ですが、猫だけが、トキソプラズマを体外に排出することができます。

ですから、猫の糞にも注意する必要があります。

妊娠中に新しい猫を飼い始めることは避けましょう。

すでに飼い猫がいる場合は、猫が感染した小動物を食べてしまわないように、室内で飼うようにしましょう。

野菜や果物

土に猫の糞が混ざっていたり、リステリア菌などの食中毒を引き起こす菌が付着している可能性があるので、野菜や果物はよく洗うようにしましょう。

ガーデニングや野菜作りが趣味の方も妊娠中はお休みするか、マスクや手袋をし、綺麗に手を洗うなど、気を付けましょう。

魚介類

先ほども述べましたが、水銀量だけではなく、アニサキスなどの寄生虫や貝毒も怖いです。

貝類好きなんですが、食中毒が怖くて、食べられませんでした。
(加熱されたアワビだけ、食べました!)

おわりに

牛たたき大好き、生ハム大好き、お寿司大好き。

生もの大好き人間なので、食べたいのに食べられなかったのはつらかったですが、赤ちゃんのためにがんばりました。

細かく言えば、このページにあげたもの以外でも、注意すべき食べ物はあります。

私は妊娠中、生もの・加熱されていない物は避けるようにし、同じものを大量に食べないこと・食べ続けないことを意識して生活していました。

加えて、よく洗ってから食べるようにすると、だいたいのリスクは回避できるのではないかと思います。

ビクビクしながら生活することはないと思いますが、知っておくことで、リスクを回避することができます。

食事や買い物の時は、よく「コレ、妊娠中食べてもいいのかな?」と調べていました。

食事や買い物の時は、食べたり買ったりする前に「コレ、妊娠中食べてもいいのかな?」と調べていました。

これは大丈夫かなぁ・・・?と心配になった時に、製造者に連絡して、製造過程や殺菌方法などを教えてもらったこともありました。

 
厚生労働省からも、「これからママになるあなたへ」というページで、食生活についての情報提供を行っています。

リンク:厚生労働省 「これからママになるあなたへ」



トキソプラズマは自費になりますが、免疫があるかどうかの検査ができるので、心配な方は主治医に相談してみるといいと思います。

私もあまりに心配だったので、検査を受けておけばよかったと思いました・・・。

妊娠中の安心・安全な食生活を楽しんでくださいね。


参考サイト等

厚生労働省「これからママになるあなたへ」
https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/06.html

厚生労働省 危害要因の性質等について(細菌・ウイルス)        https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000040813.pdf

厚生労働省 リステリアによる食中毒 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055260.html

食品安全委員会:お母さんになるあなたへ

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