このページでは、産後の体の状態について書いています。
こんな方におすすめ
- 妊娠中の方
- 産後のママのご家族の方
こんにちは、岬です。
前回は産後は心が不安定になりやすいことを書きました。
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【産後のコレがツライ!】心が不安定?編
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そして産後は、心だけではなく、体もガタガタになります・・・。
出産はママの体に大きなダメージを与えます。
出産で体力を激しく消耗しているうえに、体内部では大ダメージを受けているのです。
心は不安定にならない人もいるかもしれませんが、体はみんなもれなくガタガタになります・・・。
産後の体について書いていきますね。
子宮のダメージ
妊娠前鶏卵大だった子宮は、臨月時には約3キロの赤ちゃんと胎盤と羊水を守るために妊娠前の約20倍の重さになります。
それが、出産によって、またもとの大きさに戻っていく。
出産後、子宮は収縮して出血を止めながら小さくなっていくのですが、この収縮がうまくいかないと、出血を止めることができず、輸血になってしまったり子宮摘出になってしまう場合があります。
また、悪露が長引いたり体の回復が遅れてしまったりすることもあります。

子宮が収縮する時は、痛みを感じるときもあります。

後陣痛は特に、経産婦さんに多いですね。

体が動かなくて、数cmずつしか歩けなかった!
びっくりしたよ・・・。
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子宮の収縮は大事なので、先生や助産師さんは子宮の戻りを毎回のように確認してくれて、収縮を促してくれます。
(おなかをもむというか、子宮をつかむ感じです。)


また、赤ちゃんが母乳を飲むと出るオキシトシンというホルモンは、子宮収縮の作用があるので、授乳も子宮が元に戻る助けになります。
が、収縮を促すので、授乳するとギューっと痛みがくる時も。
子宮収縮の痛みは、前進の痛みだ!とポジティブに考えるといいですよ!
陣痛と同じですね。
会陰切開、会陰縫合のダメージ
これも痛いです。
1人目の時会陰切開をしたのですが、出産後は痛くて痛くてドーナツ椅子にもこわごわ座るような感じでした。
座っていても痛い、何をしていてもじんじん痛い・・・。
(縫合の)糸が気になる・・・。
外傷なので、痛みもダイレクト!
子宮と違って、見たり触ったりできる分、精神的なダメージもきます。
ちなみに2人目以降は切開せずに、ちょっと裂けてしまったところをちょこっと縫ってもらうくらいですみました。
骨盤、骨盤底筋のダメージ
骨盤がガタガタ。骨盤底筋ゆるゆる・・・。
妊娠時に大きくなった子宮は骨盤底筋に負担をかけ、出産時には骨盤は靭帯を伸ばして開いて赤ちゃんを娩出する・・・。
このため、産後のママの骨盤はガタガタ、骨盤底筋はゆるゆるになってしまっています。
この骨盤と骨盤底筋に関しては、自分で意識して元に戻していかないと、何年か後に後悔することになってしまいます・・・。
双子の時はとにかく忙しくて自分の体のことを考えられずに、ガタガタのまま・・・。
生活の質が落ちてしまいました。
骨盤ガタガタ、骨盤底筋ゆるゆるだとどうなる?
骨盤ガタガタ、骨盤底筋ゆるゆるだと
1 疲れやすい
2 頭痛、腰痛、肩こり、冷え性
3 姿勢が悪くなり、くびれがでにくい
4 太りやすい
5 尿漏れしやすくなる
などの症状が出てきます。
骨盤に関しては、産後6か月までにケアを行うと効果的です。
それ以降になってしまうとなかなか効果が出にくくなってしまうので、できれば体調をみながら産後2ヶ月ころから始めるのがいいと思います。
おわりに
産後のママのダメージはとても大きく、「交通事故に遭ったくらい」のダメージだと例えられる程です。
産後6~8週間の間は産褥期といって、産後のママが出産のダメージを回復する時期です。
「床上げ」という言葉もあります。
産後の3週間から1か月はお布団を敷きっぱなしにして、赤ちゃんのお世話以外はできるだけ横になってください。
それ以降も、休めるときは休んでください。
体と心のケアをしてくださいね。
パパ、おばあちゃん、おじいちゃん、ママが休めるようにしていただけるとありがたいです。
難しい場合は、サポートを考えてもいいと思います。
行政でも民間でも支援してくれる窓口はあります。
赤ちゃんのためにも、ママが回復し元気になることが一番ですよ。