このページでは、1人目の出産時の様子について書いています。
こんな方におすすめ
- 出産体験記を読みたい方
- お産の始まりや、出産の流れを知りたい方
こんにちは、岬です。
前回は、出産の兆候とお産の始まりについて書きました。 このページでは、出産の兆候や、お産がどうやって始まるかについて書いています。 こんな方におすすめ 出産が近づいている方 お産の兆候やお産がどう始まるのかを知りたい方 いつお産が始まってもいいように準備 ... 続きを見る
【ドキドキの出産!!】ついにその日が!出産の兆候とお産の始まり編
今回は、実際に、岬の場合1人目の出産がどんなかんじで始まったのか、どう進んだのかを書いていきたいと思います。
お産の始まり:予定日6日前
予定日6日前、夢を見ました。
小さな子が、「今からでまーす!」と元気に言っていました・・・。
その日は休日でしたが、夫は仕事の日でした。
「こんな夢見たよ~でも予定日までかなりあるよね~。おしるしとか前駆陣痛とかもないしね~。」なんて言いながら、両親と妹と買い物へ。昼過ぎ、ホームセンターで買い物をしていた時、ギュン!というはっきりとした痛みが走りました・・・。

でも、それっきり来ない・・・。
あれは何だったんだろうな、ちょっと様子見だな・・・と買い物を続けていました。
でもそれは、1時間後にまた来たのです。
両親と妹と中華料理屋さんで遅めのお昼ご飯を食べている最中に、ズキン、と腰の痛み。
うーん・・・。
1時間ごとにくる。痛みが続くわけでもないけど1時間ごとにくる・・・。
腰の右側が、、、痛い。
痛みと痛みの間はまったく痛くないのに、いきなりガンとくるのです。
黙って耐える時間が少しだけ続いて、パッと痛みがなくなる。
これはこのまま陣痛がはじまるかもしれない!準備しておかないと!そうしたらきっと夕飯は作れない!と思い、ハンバーガーを買って帰りました。

まさか、本当にその日に痛みが来るとは・・・。
お産の始まり:陣痛と確信!
まだまだ間隔は縮まりませんが、規則的に、確実に痛みがきます。
夕方になり、夫も帰ってきました。
でもまだ間隔は30分~40分。
初産だったので、痛みが5分間隔になったら病院に連絡してくださいと言われていました。

よし、ここは、借りてあったDVDを観よう!
このまま出産になったら観ずに返すことになってしまう。
ということで、観ました。
なんと、「笑ってはいけない」シリーズを・・・。

おなかに力が入らないように、、、できるわけないです!
笑いの力で陣痛が進んだのか!?だんだん痛みの間隔が狭まってきました。
1本見終わって、痛みの間隔が10~15分間隔・・・。
シャワーを浴びて、陣痛バッグを用意して、あとは5分間隔になったら病院に電話して向かうだけにしておきました。

と間隔を測ると5~7分間隔くらい。
初めての陣痛で痛みレベルが分からず、もうかなり痛い!と思ったので、病院に電話し一度みてもらうことになりました。
夜8時くらいだったと思います。
初めて入る病棟でNST(赤ちゃんの心拍や、ママのおなかの張りを確認する検査)や診察を受けました。

子宮口も開いてないし・・・。
まだ時間がかかると思うので、一度おうちに帰った方がいいと思いますよ。

「じゃ帰り道に、陣痛室に持って入るものを補充しよう」とコンビニに寄って、おにぎりを買い足しました。
そして一度帰宅。
家に入った瞬間でした。
痛みがレベルアップ!!さっきとは違う!!


病院に着いても、さっきのように歩けず、痛みが来ては立ち止まって耐え、痛みがすぎると足早に向かう!
これを繰り返してさっきまでいた診察室にたどり着きました。
その時は「いい張り(陣痛)がきている」ということで、午後11時ころにそのまま入院となりました。
いよいよ入院、陣痛室へ!
まず、陣痛室で子宮口が全開大になるまで痛みに耐えます。
腰をでかい金づちで殴られているような、そんな痛みでした。
想像以上の痛みでわけがわからず、陣痛室にあった機械を殴りそうになって夫に止められる。
痛みが来たら、「痛い!痛い!」と叫んで逃す。
「今は痛くないけど、もうすぐ痛いの来そうです!!」と大声で実況する。
痛みで自然に体に力が入り、いきみそうになるので、夫にテニスボールをあてて押してもらっていました。


あと、陣痛に耐える妻の顔に青筋(血管)が浮かんでいて、「これ、大丈夫なのか??」と心配だったな・・・。
痛みと痛みの間は意識がとんでいたと思います。
子宮口の開き具合を助産師さんが確認してくれるのですが、そのたびに、痛みがレベルアップ!
「あー(痛みが)くるくる!」というところで現実に戻り、痛さを思いっきり感じてまた「ふっ」と意識がとぶ・・・。
これを繰り返していました。
その意識がとんでいる時に1度、死んだおばあちゃんが出てきてくれました。

見守られているような、応援されているような、不思議な感覚になったのです・・・。

陣痛室に入って3時間くらいで子宮口が全開になり、分娩室に移動になりました。
やっと行ける!分娩室へ!!
分娩室へは、自分で歩いていって、自分で分娩台に乗ります。
もうその時は痛みと疲労でうまく動けないのですが、分娩台までこれた(もう産んでもいい状態になった)ことが嬉しくてたまりませんでした。
分娩台の上で助産師さんの合図に合わせていきむのですが、なかなか破水しない・・・。
痛みはMAXなのに、進まない。
赤ちゃんを包む膜が破れないと、赤ちゃんは出てきません・・・。
人工破水(先生が卵膜を破る処置)となったのですが、なかなか破れなかったようです。
(後で助産師さんから聞きました。)
会陰切開もしてもらいました。
友達が出産時にひどく裂けてしまって、大変だったと言っていたので、事前に「必要であれば会陰切開をしてください」とお願いしていたのです。
陣痛が痛すぎて、チョッキンと切られても何も感じないくらいでした。
ついに、誕生!!
人工破水の後、おなかに力が入れやすくなった感じがしました。
「赤ちゃん、がんばれ~!!!」と叫びながらいきむ!
3回くらいいきんだら赤ちゃんの頭が出てきました!
頭が出たら、あとはつるんと!!
直後に、ものすごい充実感。
バースプランで書いていたカンガルーケアもできました。
入院から4時間程で出産となりましたが、陣痛の進みが早かった分、その痛みについていくのに必死でした。

陣痛とは違うタイプの、局所的な痛みで「痛いの終わったと思ったのにまた痛いの来た!」という衝撃がでかかった・・・。
初めて知った、生まれたばかりの赤ちゃんのにおい、皮膚のやわらかさ。
自分とは全く違う人格の人間が、自分の中から生まれてきたことが不思議でした。
出産後は分娩台の上で2時間ほど休むのですが、筋肉痛がもう来ていました。
疲れてヘトヘト、疲れすぎて何も食べられないくらい。
分娩台の上で、世界中のすべてのお母さんを尊敬しました。

さて、初めての出産を経験し、次の出産時はどうだったのでしょう。
次回のドキドキの出産シリーズは「出産本番!岬の場合:2人目の時」です。
