このページでは激務の仕事を辞めたら生活がどう変わったかを書いています。
こんな方におすすめ
- 激務の仕事を辞めたら生活がどう変わったか知りたい方
- 「いろいろな人の生き方考え方が知りたい」と思っている方
こんにちは、岬です。
前回では共働き(激務)だった時の毎日の乗り越え方について書いてきました。
今回は、「退職したらどうなった?何が変わったか」について書いていきたいと思います。

この人の場合はこう変わったんだなと思って読んでいただければと思います!
お金のこと
子育てしながら、重責を背負って仕事をしてきた忙しい十数年間・・・。
退職したらどうなるのか、私もとても不安でした。
やはり一番不安だったのはお金のこと。
世帯の手取りが減ってしまうのですから、ものすごく不安でした。
家族会議をし、様々なことを考え、自分の価値観を再確認した上で退職しました。
で、生活してみたんです。
激務の仕事がない日々を。
そしたら、どうだったかというと・・・。
今まであった仕事上のストレスがない(あたりまえ)
今まで仕事で使ってきた労力と時間が育児家事に使える(あたりまえ)
結果、ストレスなく育児家事ができる!体調もよい!
前回の記事で書いた、毎日の乗り越え方で使ってきたお金を使わなくてよいのです!!
料理だって、時間も労力もあるので、苦になりません。
掃除だってそう、庭の手入れだってそう。
お弁当やお惣菜を買うことはなくなり、外食やデリバリーも回数が減る。
仕事上のストレスがなくなったので、ショッピングでストレス発散することもない。
時間と労力をかければ、お金を使わないレジャーが楽しめる・・・。
お金を使わない生活ができるようになったのです。
自分でもビックリしました。
使えないのではなく、使わなくてもよくなったのです!!
そんなの当然だよ~。今まで使いすぎ!!と言う方もたくさんいるでしょう。
でも、やってみなければ分からなかった。
退職してみないと、分からなかったんです。

少なくとも、私は退職して重責を下ろさないと分からなかったのです・・・。
子どものこと
仕事のストレスがないので、お母さんは比較的(笑)穏やかな顔をしています。
激務もないので、疲れもあまりなく、病院に行くこともなくなりました。
お母さんが元気で健康そうに見えます。
学校から帰ってきたときお母さんがいて、「おかえり」と言ってくれる。
家の中が前より整っている。
料理も前より手が込んでいる。
お話をたくさん聞いてくれる・・・。

こう言われたときは、本当に泣きそうでした。
私も分かっていました。
こういう生活が私の理想の生活であると。
でも今まで選択できなかった。
毎日疲れ切っていたけど、社会のために働いている姿を見せてお金を稼ぐことが子どもたちのためにもよいと、自分を納得させて働いてきました。
生活が変わるということが、どういう変化をもたらすのか怖くて、自分の理想の生活が送れなかったのです。
仕事をしていた時も、子どもたちのことは第一に考えていました。
保育園の送り迎えをし、だっこしておんぶして、本を読んで、お風呂に入る。
いっしょに食べて、いっしょに寝る。
子どもを見てきたつもりでした。
でも、時間も労力も削られた後では、限界がありました。
激務の仕事を辞めて、こんなに充実した子どもとの時間を過ごせるなんて本当にプライスレスだと思うことができました。
「おかあさんといっしょ」を見ながら、一生懸命に踊る末っ子。
あんなハードな仕事をしていたら、こんなかわいい姿は見られなかった。
この姿を見られたことは、一生の宝だと、本当にそう思えたのです。
自分のこと
たまっていた仕事の疲れもだんだんと抜けていき、たくさん出ていた体の不調が徐々に軽くなっていきました。
毎日夕方から全身に出ていたじんましんは、薬を飲まなくてもよくなりました。
腸の調子もよくなり、心臓の不調もなくなってきました。
病院に行く頻度も少なくなり、すごくかかっていた医療費が抑えられるように。
今まで「自分は無理して当たり前、体を壊してやるしかない」と思っていましたが、それは家族にとっても自分にとってもよくないことに、ようやく気付きました。
前の職業が副業禁止だったこともあり、やりたいことはあったけれどできずにいました。
今は制約も外れたので、後悔のないように自分のやりたいことをしっかりやっていきたいと思っています。

価値観や環境は人それぞれ
そのまま激務の仕事を続けていても、今のようにはできなかったとしても、できるかぎり子どもと一緒にいたとは思います。
ただ、末っ子に関しては「もっといっしょにいればよかった、いてあげたかった」と後悔していたと思います・・・。
(末っ子の時が一番仕事が大変だったので・・・。)
今は後悔しない自信があります。
いろいろな人がいて、いろいろな生活があって、いろいろな価値観があると思います。
それでいいと思います。
私には、子どもや家族との時間をほとんど削られてしまうあの仕事を続けることはできませんでした。
激務の仕事を辞めて初めて気づくこともたくさんありました。
あの時に決断して本当によかったと、そう思えるのです。
こうでないとダメだ!という考えに縛られずに、自分の価値観に合う働き方や生活ができるといいですね。