このページでは妊娠糖尿病について書いています。
こんな方におすすめ
- 妊娠糖尿病と診断された方
- 妊娠糖尿病って、食べ過ぎでなると思っている方
- 妊娠糖尿病の基準、治療方法を知りたい方
こんにちは、岬です。
今まで何度か書かせていただいていますが、双子の時と末っ子の時の2回、妊娠糖尿病と診断されています。 こんにちは、岬です。今回は、妊娠中の体重管理について書かせていただきます! 『体重』妊娠していなくても、神経質になる数字ですよね・・・。妊娠すると、さらに、神経質になります!!ことあるごとに人に見られ ... 続きを見る
実は、私の母の家系は糖尿家系で、母も糖尿病を患っています。
【妊娠中コレがつらかった!!】体重管理編
自分でも、意識はしていたんですが、毎年の健康診断では血糖値はひっかかったことがなかったので、妊娠中の血糖検査でもそんなに深く考えずに受けていました。

双子の妊娠中の検査で、、、血糖値が基準よりも高い数値がついてしまい、その後の糖負荷検査でも基準値超えてしまい妊娠糖尿病と診断されてしまいました・・・。
それでは、どのような検査があるのか、妊娠糖尿病と診断されたら?出産後は?岬の場合は?について書いていきますね。
妊娠糖尿病について

他サイトの医師監修の記事を参考にしてください。
妊娠糖尿病の検査
50gGCT(グルコースチャレンジテスト)と呼ばれる検査で、基準値を超えてしまうと、75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)を受けて、基準値を超えると妊娠糖尿病と診断されます。

ブドウ糖が入ったソーダ水を飲み、空腹時、30分後、1時間後、2時間後などの血糖を測定します。
(*50gGCTと75gOGTTや、検査する病院ごとに何分後に採血するかは異なります)
それぞれ、血糖基準値があって、それを超えてしまうと妊娠糖尿病と診断されます。

妊娠糖尿病:岬の場合
双子の時
妊娠糖尿病と診断される
双子の時は、初期の検査では血糖値は基準値内だったものの、27週の50gGCTでひっかかり、75gOGTTで、1時間値と2時間値がそれぞれプラス10くらいで妊娠糖尿病と診断されました。

ただ、私の母親が糖尿病を患っており、さらに、妊娠糖尿病だったとも聞いていたので、その因子はあったのだと、納得する気持ちもありました。
私が通っていた病院では、妊娠糖尿病と診断されると「内分泌内科」で先生の診察を受けるように言われます。


一番高いものでも、血糖値が200もなかったので、糖尿病で内分泌内科に通院している患者さんと比べるとかなり低い値だったようです。
インスリン注射の必要はないとのことで、食事療法などで様子を見ていくことになりました。

とも言われて、少し気持ちが楽になりました。
管理入院
双胎妊娠の場合、切迫早産などの症状が何もなくても、9ヶ月に入ったら1ヶ月ほど管理入院する病院でした。

血糖測定
血糖測定は、毎食前と、就寝前に測定していた記憶があります。
指をアルコール消毒し、パチッと針が出る機械で指に小さな穴をあけ、血を出します。
測定器の端にその血を付けると、血糖が測定されるのです。
この穴をあけるのが、地味にストレスでした。
ツンと痛い時もあり、自分を傷つけている感覚もあり、血糖値が高くなってないかなという不安もあり・・・。

回数も多いので、指も数本、肌荒れしていました。
糖尿食・間食
ちょこちょこ食べることで急激な血糖の上昇を防ぐことができるので、食事は糖尿食ですが、昼食と夕食の間と就寝前に間食がありました。
ウエハース、ビスケット、牛乳など。

双胎妊娠後期は、おなかがとても大きくなっていて、食べるのもつらくなっていました。
その上、口の中の水分が奪われる食べ物が苦手な私にとって、ビスケットやウエハースはつらかったのです・・・。
贅沢な!食べなさい!!と言われるのも分かりますが、本当に間食の時間が来るのがつらかったのです・・・。
その他のおやつは一切食べず、食事と間食のおやつ以外は何も食べませんでした。
血糖値が上がってしまうのが怖くて食べられませんでした。

末っ子の時
妊娠糖尿病と診断される
末っ子の時も初期の検査では血糖値は基準値内だったものの、またも28週の50gGCTでひっかかり、75gOGTTで、2時間値がプラス10くらいで診断されたと記憶しています。

前回同様、内分泌内科を受診しました。

産科から行けって言われたから来たんです・・・。

管理入院ではなかったので、「おうちで血糖値に気を付けて生活してください。出産したら3ヶ月後にもう一度検査をします。」とだけ言われて帰ってきました。
家での食事療法
基準値を超えてはいたものの、双子の時と比べると、そこまで高くなかったので、自分で糖尿病食を作ったり運動したりして血糖コントロールしてみようという気持ちでした。

作ってもらうことも!妹に感謝です!
糖尿病食を作ったり食べたりすることは、私はまったくつらくありませんでした。
「これなら食べられる」「これだけ食べてもいいんだ」と思えると、おいしく食べられました!
玄米も好きだし、野菜も好きだし。
チョコレートや果物は好きですが、食べなくても(少なくても)平気でした。

尿たんぱくは39週の健診時の1回のみ「+」でした。
妊娠糖尿病と診断されて、他につらかったこと
妊娠糖尿病と診断されてつらかったことは他にもあります。
「食べ過ぎ~」「いいもの食べてるんじゃないの」「子どもの分まで食べてるんじゃないの」
と言われることです・・・。

糖尿病と聞くと、「ぜいたくしてる」「食べ過ぎている」というイメージが先立つのでしょうね。
様々な因子によって発症するのに、「食生活のみが原因で発症する」と思われることはつらかったですね。
妊娠糖尿病、出産後は・・・
出産後は、インスリンを抑制していた妊娠性のホルモンが急減するので、糖代謝が正常に戻ることがほとんどだそうです。
出産後は再度検査を受けて、糖代謝が正常に戻ったかを確認します。
ただ、妊娠糖尿病だった場合、産後の検査で正常であっても、妊娠中正常血糖だった場合と比べて7.4倍「糖尿病になりやすい」と言われています。
私も双子の時と末っ子の時、いずれも出産の3ヶ月後に75gOGTTを受けました。

でも油断はできません。
妊娠糖尿病だったため、今後も気を付けていく必要があります。


おわりに
妊娠糖尿病は空腹時血糖は糖尿病よりも厳しい基準となっています。
(空腹時血糖・・・妊娠糖尿基準値92以下、糖尿病110以下)
2010年には「75gGOTTで、3つの値うち2つ該当で診断→3つの値のうち1つ該当で診断」と基準が厳しくなったようですね。
結果、頻度は4倍、全妊婦さんの約10%が該当するようになったそうです・・・。
検査費用もかかりますし(3割負担で75gGOTT検査1回3540円でした。)妊娠中の通院もなかなかきついです。
糖負荷検査で、血糖が上がりやすいと疑われる人が、あまーいソーダ水を飲むこともかなりの負担に・・・。


病院によって、ばらつきがあるのかな?
妊娠糖尿と診断されて、いろいろと思うことはありましたが、「将来糖尿病になってしまう可能性が高いよ!気をつけてね。」と教えてもらったと、前向きにとらえることにしました!!
実際、今は、食べ物に気を付けたり、漢方のお茶を飲んだり、ウォーキングをしたりして、糖尿病にならないように意識することができています。
妊娠糖尿病と診断されると、自分のことも赤ちゃんのことも心配になります。
でもやっぱり、前を向いて、自分にできることをやるしかないんですよね。

できることをやっていれば、だんだん自分自身も落ち着いてきます。
乗り切りましょう!!