このページでは、出産後のママの心の状態について書いています。
こんな方におすすめ
- 妊娠中・出産後の方
- 産後のママの旦那様・親御様
こんにちは、岬です。
産後、自分でもなんでイライラするのか、泣けてくるのか、よく分かりませんでした。

2人目以降は心の余裕というか、そんなもんでしょ!と分かっていたので、そこまで心がグラグラすることはありませんでした。
グラグラしていても、持ち直すことができました。
1人目の時は、家族もまわりも、とまどい、どう接していいか分からなかったと思います・・・。
このページでは、産後の心の状態と岬の場合について書いていきます。
産後のママの心の状態
赤ちゃんを産んだ後のママは心も体もグラグラで不安定な状態です。
妊娠中は妊娠を継続するためエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが大量に分泌されていました。
出産後は妊娠継続の必要がなくなったわけですから、これらのホルモンは急激に抑えられ、代わりに母乳を分泌するためのホルモンであるオキシトシンやプロラクチンが大量に分泌されます。
このホルモンの急激な変化や、遺伝、環境などによって、産後の心は不安定になるといわれています。

ホルモンバランスは大事ですよね。
それは、妊娠前から生理などで感じていた方も多いと思います。

さらに、それまでの生活とはガラッと変わることによる様々なストレス。
夜もなかなか思うように眠れません。

初めてやること、慣れないこと、うまくいかないこと、たくさんあってストレスもたまります・・・。
やること、やりたいことはたくさんあるのに、時間や体力がそれを許してくれません。
涙が出てきてしまうこともあります。
産後の心の状態:岬の場合
1人目の時
名づけについてけっこうギリギリまで悩んでいました。
候補をあげておいて、生まれてから顔を見て決めよう!と。

自分は納得しているし、いい名前だと思っているのですが、なぜか、両親(実の両親です。子どもからみたら祖父母)が赤ちゃんに名前で呼んでいると、心がグラグラして泣けてきて、「名前を呼ばないで」と言っていました(???)
カンガルーケアしてもらった時の写真にお茶がかかって、泣いたり・・・。
他にも、今考えたらなんで泣けてたんだろうと思うことがいっぱい。

自分でもよくわからない・・・そんな感じでした。
でも、産後はそういうものなんです。
そうなりやすいのです。
ホルモンの関係でそうなってしまうんだと、事前に知っておくと、少し、心に余裕ができますよね。
2人目以降
2人目以降は、自分も家族も周りの人たちも産後のママがどういう状態になるのかが分かっていたので、心のグラグラにはうまく対処できていたと思います。
「あぁ、これだ、グラグラしてるなぁ」って自分で分かったので、助けを求めたり横になって休んだり、自分の時間を少し楽しんだりして、乗り越えることができました。
不安定な状態が悪化してしまうと・・・
体を休めることができなかったり、話を聞いてもらう時間がなかったり、頼るべき人にちゃんと頼れなかったりすると、心のグラグラの幅が大きくなったり長期間に及んでしまったりして、産後うつと呼ばれる状態になってしまうことがあります。
ここでは詳しい説明は省きます。
産後うつについて詳しく知りたい方は、医師監修の他サイトを参考にしてくださいね。
心の不安定な状態が続くようであれば、病院や役所に相談することが大切です。
産後の心のグラグラの乗り越え方:岬の場合
それでは、私がどのように産後のグラグラを乗り越えてきたかを書いてみますね。
不安定だなと感じた時に岬がやっていたこと3つ!
1 「あ、そうだったそうだった!産後はこう(不安定に)なるんだよね~」とさらっと受け入れる。
2 自分が休むことを最優先し、家事は手を抜いて、寝るか、自分が楽しめるものに時間を使う。(いいんです、それで!)
3 気分が上がるものを食べる。

『カニカマ』でもオッケー!!
家族や周りの人の理解も、もちろん大事です。
『産後のママは、不安定な状態になりやすいんだよ』ということを、知っておいてもらうといいですね。
私の場合、1人目の時は心のグラグラにうまく対処できず不安定になっていましたが、2人目以降は上記の3つをうまく組み合わせて乗り切りました。
育児経験もあったので、1人目の時よりも心に余裕があったのだと思います。

これが、一番心のグラグラを落ち着かせることができた要因だと思います!!
辛いと思っているママへ(*重要*)
どうしても苦しかったら、相談するところ、たくさんありますので電話してください。
病院、市役所や区役所、サポートセンター、いろいろあります。
お医者さんや保健師さん助産師さん、ベテランママ、カウンセラーが助けになってくれます。
一人だ、孤独だと思う時があるかもしれません。
でも本当に、一人ではありません。
支援してくれる人はいます。
赤ちゃんのいるおうちは、だいたいはキレイに掃除されてはいません。
掃除する時間があったら、少しでも体を休めてください。
家が整っていなくても大丈夫です。
家がぐちゃぐちゃだって気にせずに、「こんなことで電話していいのかな」なんて考えずに、辛いときは電話してください。
「こんなことで・・・」「私の力が・・・」「母親だから・・・」なんて、全く思わなくていいことですよ。
大事なことなので、もう一回言いますね。
つらかったら、言葉にしてください。
家族に言いにくかったら、病院でも、行政(住んでいる市や区の役所)でもいいです。
子育てサークルだってありますし、他にも幼稚園や保育園など、相談できるところはたくさんあります。
1人で苦しまないでください、お願いします。
参考サイト 厚生労働省ホームページ「妊産婦にかかる保健・医療の現状と関連施策」